2022/05/16 00:18
こんにちは。
swallowsの渡邊です。
雨予報とも知らずに洗濯物を干して出勤した為、洗い直しながら気まぐれのブログを書いてます。
以前、古い家具や雑貨について書きました。
https://swallows0901.official.ec/blog/2022/03/19/000227
今回は僕が愛してやまない古いお洋服について書こうと思います。
お店の紹介は殆どしません。
すみません。汗暑苦しい髭面が失礼します。
この日は全身アメリカンビンテージのお洋服。
僕はあまり古着という言葉を使わないので、古いお洋服と言う言葉で書いていますがどんなイメージをお持ちでしょうか。
悲しいかな、よく耳にするのは、安いから、人と被りたくないから等々、、。
大前提、お洋服は値段で決めるものではないし、優れたビンテージは決して安くはないと思います。
古いお洋服の本質を見ることで、ファッションがもっと楽しくなるし、この喜びにまだ触れた事のない人に伝えられたら嬉しく思います。
個人の主観なので悪しからず、、。
僕が好きなのは40年代から80年代までのアメリカのお洋服ですが、単に二時流通で市場に出回ったモノではなく、自分の美しさの価値基準において心を動かされたモノを買って身に纏っています。
ビッグEやダブルエックスを、古着屋でマイサイズを選べるほど並んでいる様子は、他の国からすると異常な事だそう。
日本人の古いお洋服への飽くなき探究心のお陰で、世界で一番ビンテージのお洋服が集まる場所がここ日本です。
古いお洋服にはカルチャーや生産背景が反映されており、非常に優れた素材とディテールで構成されていると言えます。左が私物の70年代のLevi'sのトートバッグ、右がFilMelangeのトートバッグ。
古いお洋服のデザインには必ず理由があり、新しいお洋服の殆どが優れたビンテージから着想を得て現代に生み出されています。
ただのデニムトートバッグではなく、Levi'sであればリング紡績で作られた生地と、年代を感じさせるポケットのシングルステッチ、FilMelangeであれば、当時のムラ感の再現する為のランダムな糸番手、最上級のアメリカのオーガニックコットンとシーアイランドコットンの混糸で作られた糸など、それぞれの異なるアプローチを比較する事で見えてくる良さがあります。次は大好きなL.L.Beanについて。
これはお気に入りの温度計、買った時から壊れてるし実用性はないけど愛着が湧くお気に入りのアイテムです。
アメリカでは24時間営業をしており、ビーン氏の「店の鍵は捨てた」は有名なセリフですよね。
単純なので、アメリカのカルチャーや国民性が感じるお洋服に魅力を感じるのかも知れない。L.L.Beanといえばお馴染みのトートバッグ。
これは、80年代に極小量つくられたDELUXEという幻のモデル。
キャンパスならではのインクフェードした雰囲気と、最高の配色が気に入っておりハンドルは、ボロボロですがジジイになるまで使うつもりです。
優れているビンテージ品は色褪せない。これも結構珍しいのですがお気に入りです。
DELUXEの後に出たモデルで、この大きさのトートバッグは現行を除き、80年代しか作られておらず、このギャグみたいな小ささと、スタイリングのアンバランスさを楽しむ時に使っています。
実用性ではなく気に入ったモノをなんとかリアルクローズに落とし込もうとするのも楽しいポイントです。
最後はこのレザートートバッグ。
なんだかんだ登場回数が最も多いお気に入りのアイテム。
60年代特有の筆記体ロゴで、古いアイテムならではの使い古された美しい個体と、内側にアメリカ人の名前が直書きされており愛くるしさを感じます。
また、レザーアイテムはボロボロの服を好んで着る自分にとってスタイリングを引き締めてくれる要素を担っており、これからも手放す事のできない逸品です。
だらだらと書いてきましたが、眠くなってきたのでここらへんで。
そういえば最近、都内で働いていた時に出会った友人が企画している「古い服の資料館」に出させてもらいました。
ちょっとでも古いお洋服に興味持ってくだされば、覗いてもらえると嬉しいです。
https://www.instagram.com/p/CcP9I-Dv3RV/?igshid=NWRhNmQxMjQ=
お洋服の魅力について店頭でお話ししましょう。
お付き合いいただきありがとうございました。